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前回、虹のお話を書かせていただきました。

乱暴ですが一言で言うと、光の長さの違いで色となる!ということでした。

でも、同じ黄色でも普通の黄色と蛍光の黄色では何かが違う。

これは一体どういうことか!

 

と言うわけで今回はこの違いについて調べてみました。

 

皆様こんにちは、紺堂はりきゅうつぼ治療院です。

 

蛍光は難しかったです。

自分がどれだけわかっているのかわからないくらい難しいです。

なので、過去形にしていいのかわかりません。

 

それでも、強引に簡潔に書いていきたいと思います。

前回、可視光線の話では、光の長さが長い方から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫となっており、この長さの違いを利用して多彩な色が作られるはなしでした。

 

同じ色でも蛍光色が加わると見やすくなる、というか目に入ってくる感じがします。

使用されている例をあげると、看板、衣類、パンフレット、スパイクやシューズなど。

私の身の回りで言うと冬に使用する自転車用シューズカバーが蛍光色でした。

その他で驚いたのは 救急車 の赤色も蛍光色が使われているようです。

確かに、昭和の頃の消防車の赤色は目に訴えかけてくる「赤」ではなかったです。

 

さて、普通の色と蛍光色、一体全体何が違うのか、、、

これは、

光を当てたら一部が吸収されて跳ね返ってくる!ということです。

???どういうこと???

 

無茶な言い方をすると、泥のついた白いボールを壁に当て、泥と水分を壁に打ち付けてボールだけが戻って来る感じです。

この時の泥と水分は壁に吸収されたと表現します。

 

さらに、跳ね返って来た光は見えにくい色(紫など)はカットされ、見えやすい色(赤とか黄色)の成分を多くして跳ね返ってくる。

 

白いボールで例えると、もともと汚れていた部分も泥と水分と一緒にそぎ落とされて壁に付いてくれたため白さが際立って戻ってきた!感じです。

 

じゃぁ、誰がそんなことをしてくれるのか!

ざっくり言うと、蛍光塗料です。

天然石にも含まれているらしく、化学的に合成もでき染料として世の中に存在します。このため様々なものに使われております。

 

ただし、光のないところでは蛍光色は目に入らない。

光を受けないとその力を発揮してくれません。

 

たしかに、蛍光色は真っ暗の部屋ではアピールしてきません。

では、暗がりで電気もないのに光るのは?

これは、燐光・蓄光といってまた別の話になりますので今回はパスです。

 

で、さらにここに人の目の中のメカニズムが加わります。

プルキンエ現象というものがあります。

光がある時には赤や黄色が見えやすく、暗がりでは青色や紫色が見やすくなります。

パトカーなどの赤色灯は夜より昼に有効で、パトロールなどの青色灯は夜に有効となります。

知ってか知らずか海外のパトカーは昼でも夜でも目立つように灯ってくれています。

ニッポンはというと、赤一色なので、夜の認識は少~し落ちてしまいます。

まぁ、十分目立つので良いのですが、ヒトの視覚としては夜は青系の方が視認されるというお話しです。

 

 

で、まとめると。

光の下では蛍光色は目立ってくれる!

その理由は

1.蛍光染料を塗る

2.光を受ける

3.見えにくい部分カット!+見えやすい部分増強!

4.ほかの色より目に入って来る!

こういうことでした。

 

最初の疑問ですが、色が違うのではなく光の加工によって色と蛍光色が異なって見えるのでした。

こんな風に言い切ってはいけないくらい本来は難しいメカニズムがありました。

世の中って色々あるんだなと気づかされます。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

皆様もここぞという時には蛍光塗料を味方にして素敵な日々をお過ごしくださいませ。