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1月20日に小岱山トレイルランニングのボランティアに参加してきました。

会話の中では小岱山(しょうたいさん)と皆様が話していたので私も「しょうたいさん」と読んでいました。

ところが、最後の集合写真のバナーには「SHODAI」とはっきり書いてあります。

これは一体どういうこと?

で、1月29日にボランティアの打ち上げがあり、良い機会なので聞いてみました。

 

皆様こんにちは、紺堂はりきゅうつぼ治療院です。

 

自転車には乗りますが、ランニングはしておりません。しかもトレイルランニング(野山を駆け抜ける)など手が出ません。

昨日の打ち上げ参加者のなかにはUTMF(ウルトラ・トレイル・マウント・フジの略)に出られた方がいらっしゃいました。

私には初めての単語だったので、キョトンとしていると「160キロ、富士の周りを走り回るんだよ。アッハッハッハ」とのこと。

な、なんですと?160キロ?自転車でも驚かれることがある距離を走られる猛者でした。

世の中には、本当にすごい人がいっぱいいるんだなぁと思い知らされました。

 

さて、冒頭の山の名前ですが、山を囲んでいる地域により呼び方が違うそうな。

なので「しょうたいさん」でも「しょうだいさん」でもどちらでも構わないとのこと。

ただ、トレイルランニングのスタート地点の玉名では「しょうだいさん」と言っていたのでそのまま使わせていただいたとのことです。

質問していてなんなんですが、お酒も入っていたので記憶違いがあるかもしれません。

間違っていたらごめんなさい。

 

ただ、地域性に加え時代的にも呼び方が違ったりもするらしく「まぁ、どっちでもいい」ということで落ち着きました。

 

どっちでもいい、と言えば「筑紫」の読みかた。

住所や場所では「ちくし」と読みます。

ところが、地元のバス会社は「つくしの観光バス」としています。

ちくし/つくし、どちらが正しいとかは判断できないようです。

古い本(小野妹子の時代)には「竹」の字を使っていたことから「ちくし」だったのではないかと言う説があります。

とはいえ、いまでも「つくし」という読み方をするのが筑紫平野(つくしへいや)。

なにかこう、大きな場所を表すときは「つくし」とするのかなぁと勝手に思っておりますが、「まぁ、どっちでもいい」のでしょう。

 

ところが、どっちでもよくないものを見つけてしまいました。

植物に「つくしおおがやつり」という立派な学名が付いているものがあります。

福岡県の天然記念物になっており、かなり希少。

しかも群生することは珍しく、ありそうでない植物でした。

この「つくしおおがやつり」のつくしは、植物のつくしではなく、地名の筑紫から来ています。

 

学名なので「ちくしおおがやつり」では誤りになってしまいます。

固有名詞になるとどっちでもいいわけではなくなります。

植物に学名がつけられた当時は「つくし」と読んでいたのでしょう。

つまり、地名の読みはその時その時で変わっていくこともあるということかもしれません。

 

なお、九州に住んで戸惑ったのが「原」。

地名の場合「はる」と読むことが多いです。春日原(かすがばる)、原田(はるだ)、白木原(しらきばる)など。「はら」ではないんですね。

300年くらい経つとハラと読んでるかもしれません。

 

さて、さきほどの「つくしおおがやつり」は平尾新池に自生しております。

温かい季節になると周りにきれいな蓮の花が咲いており見ごたえがあります。

花が厚ぼったく立派に咲かれるので是非タイミングがあえば鑑賞されてください。

残念ながら写真はありません。

 

この「つくしおおがやつり」が自生している平尾新池、当院から徒歩5分とかからない。

花を鑑賞しに来るついでに激坂を味わい、疲れた身体は当院で癒してください。

花が咲く暖かい時期まで待てない方は明日にでもいらっしゃってください。

たまには宣伝も良いかなと。。。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

皆様も「どっちでもいい」と言えちゃうくらい素敵な広い懐で今日一日をお過ごしください。