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突然ですが、東洋医学の言葉に「陰極まれば 陽に転ず」という言葉があります。

意味としては、あまりにも度が過ぎると対極側に転化してしまうという意味です。

 

身近な具体例で言うと、寒さで体調を崩すと体は発熱し風邪をひいてしまっている。

もしくは、熱はあるのに寒気を感じて震える、というようなことです。

 

皆様こんにちは、はり灸こんどうです。

今回はの話は、中庸(ちゅうよう)の意味を浅く捉えていたという懺悔ブログです。

 

中庸はバランスの取れている状態とでも言いましょう。

東洋医学では、ヒトは生き物なので陰とか陽とかに傾きますが、健康体はバランスの取れた中庸状態がよく、どちらかに傾くことで症状が出てしまう、という考え方です。

 

漢方薬もこの考え方をもとに処方されています。

陰と陽は意外と身近にあるものなのです。

 

それはさておき、この中庸、私はただ陰と陽の真ん中にいることに専念することと思っていました。

間を取り持つとでも言いましょうか、陰にもならず、陽にもならない位置として認識していました。

ところが中庸、実はもっと深かった。

 

陰と陽の間には位置していますが、距離を保つだけではありませんでした。

 

例えば、陰の要素が増え始めたとしたら『何をもって過剰になったか』をしっかり捉え是非善悪をはっきりさせ、複雑な人のからだの矛盾に陥らない想像的立場になる努力を要することで中庸を保つのでした。十八史略 安岡正篤

 

簡単に言うと、、、

A君(陰)とB君(中庸)とC君(陽)がいました。

B君は、A君とC君の絶妙な距離感が好きでした。

ムシの居どころの悪い時もあるので「いさかい」が始まるとB君はオロオロしてしまい、「やめてやめて、宮沢賢治も『北ニケンカヤ ソショウガ アレバツマラナイカラヤメロ トイヒ』って言ってるし!」と仲裁する、といった印象を持っていました。

ところがB君(中庸)はかなり積極的。

A君とC君の立場、その背景を如実に分析し、「その言い分は〇〇なので△△と判断できる、それは本心か!」とまで踏み込む強い意気を感じます。

 

B君は、一つ一つ掘り下げて「それはどういうことか!善か悪か!」を繰り返す気力と忍耐を備え、強さを感じます。

 

さらに「中」には、1.進むと2.当たると言う二つの意味も持っていて、じっとそこで停滞するというよりは、当たりつつ進むという前進性を兼ねそろえておりました。

「中くらい」というと中途半端で受け身な印象でしたが、「中くらい」はかなりしっかり者のアクティブさんだったのですね。

 

そんな中庸を自転車に乗って体験してみませんか。

はり灸こんどうは「ワイチューン」としてペダリングから左右差(陰陽)を見ぬき、中庸を見つけ出すこともしております(現在は出張のみ対応しております)。

 

これは、言葉で説明するのが難しく、体験していただくことが望ましいです。

はい、宣伝です。

 

身体のどこかが悪いから治療院に行くのも良し、

長くサイクルライフを楽しむために治療院に行くのも良し、

 

来たるゴールデンウイークは、ロングライドの達成感とともにいつも使っている身体への労いと今後への健やかさを保つための投資をしてみてはいかがでしょうか。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

本院はゴールデンウイークは全日予約を受付けております。

逆働き方改革とでも言いましょう。

ご利用お待ちしております。

 

素敵なゴールデンウィークをお過ごしください。