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朝晩の自転車通勤の服装が難しくなってきた冬直前。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

こんな季節なので昆虫の話でも、、、。

全く関係ないようで、まわりまわって冬にカラダを温めてくれるお酒の話に繋がります。

どうぞ、お付き合いください。

 

前々回のブログでメープル(カエデの樹液)のお話しを紹介致しました。

今回は、樹木に関わるお話です。

父親から「昆虫はクヌギを好む」というような話を幼き頃に聞いていました。

 

「昆虫」と一括りにするには多岐に渡りすぎるため、今回はメジャーどころの「カブトムシ」と「クワガタ」を代表させます。

 

 

皆様こんにちは、はり灸こんどうです。

 

昆虫たちが好むのはクヌギ、コナラ、カエデの樹液。

カエデもやっぱり好物なのです。

 

 

幹に潜む樹液を摂取するには、他の動物や虫が樹皮を傷つけ、

めくれた場所から染み出る樹液の匂いを頼りに吸いに来ます。

また、若い幹や細い枝などの樹液は比較的摂取しやすいので

昆虫達は樹木の上方に潜んでいることが多いです。

幹をゆっさゆっさ揺らしてみたり、蹴って振動をあたえると落ちてくるのはそのせいです。

 

樹木のうち、サルスベリなど樹皮が薄いものもあります。

こういった樹木の樹液には虫の苦手な「タンニン」が含まれているため、

昆虫たちはあまり寄って来ません。

 

クヌギ、コナラ、カエデの樹液の味は違うのか?

実際舐めてはいませんが、どうやら味は異なるようです。

光合成によって得られた糖の成分や樹木の違いが味を変えるのでしょう。

となると、昆虫に「舌」はあるのか?

 

昆虫に舌は無いようですが味を認識することはできるようです。

好みの味の樹木に吸い寄せられるのかどうかはわかりませんが、

フルクトース(果糖)を認識できる細胞は発見されています。

 

樹液?木でしょ!と軽く考えるのは早計です。

実は我々も木の違いによる味の恩恵にあずかっているのです。

 

その樹木は、コナラ(オーク)です。

このオークを燻して形を整えると樽になります。

 

 

この樽が風味を醸し出してくれている飲み物がワインやウイスキー、ブランデー。

何とも言えない香りはブドウや麦を発酵させただけではなく、

樽に寝かせたことで得られる部分もあるのです。

 

樽に寝かせて瓶詰めし、出荷されて我々の手元に届く。

ところが、最後の最後まで風味を付けたいという欲求をお持ちの方が考え出した商品がありました。

それがオークボトル。←リンク先のお写真を見るのが分かりやすいです

 

なかなか面白そうなアイテムです。

オークボトルに寝かせておいて、ワイングラスを転がすことで味わいがさらに変わることでしょう。

 

お酒を楽しむ方法がまた一つ加わりました。

 

既にオークボトルをお持ちの方は是非感想をお聞かせください。

お待ちしております。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

年末の宴のご予定がちょこちょこと埋まってきているのではないでしょうか。

風味を変えながら、お酒をお楽しみください。

 

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